ベロニカ |
多年草や一年草のこと
◆バラに似合う多年草や一年草のこと
バラが大好きだとは言っても、バラしか植わっていない花壇では味気ないですよね。
バラを引き立ててくれる多年草や一年草があると、さらにバラがきれいに見えるようです。
わたしは、あまりに派手なものは植えないようにしています。
バラが脇役になるほどに派手な植物は、バラの美しさの邪魔をするばかりか、
庭全体がうるさくなってしまって、とてもしっくり落ち着いてくれないんですもの。
庭を作るのにあたって、多年草と一年草のバランスを考えるといいようです。
多年草は、1度植えると毎年楽しめて、株も大きくなってくれます。
2〜3年に1度は株分けをしたり植え替えたりという手間はかかるけれど、
「今年もまた会えたね♪」っていう嬉しさもあるし、しっくりと馴染みやすいんです。
一年草は多年草と違って、毎年種を蒔いたり、株を購入したりするので不経済です。
でも花が終わったら抜き捨てられるし、毎年違うものをチョイス出来る便利さがあります。
中にはこぼれ種で思わぬ所から芽を出して、ビックリすることもあるのも楽しい。
一年草は多花性なものが多いので、一年草ばかり植えると庭がうるさくなりがち。
多年草と一年草を、9:1の割合にするのが、バランスとしてはいいみたいです。
バラと多年草を使って庭の基本的なデザインを考えて、
一年草で庭にアクセントを付けたり、季節ごとに雰囲気を変えたりして楽しんでみましょう。
多年草と一年草のバランスを考えることで、庭にかかる手間が少なくできて楽になります。
バラは育てるのに手がかかるので、他の植物は手のかからないものがいいですよね(笑)
手のかかるものばかりになってしまうと、せっかくきれいに咲いてくれても、
世話に追われて、ゆっくり眺めてあげる時間がとれなくなっちゃいます。
それでは疲れるばかりで、ガーデニングを楽しむどころじゃありません。
継続して楽しむコツは、自分の体力と時間に合わせて、世話に追われない程度にすること。
きれいに咲いてくれたら、その花たちとのんびり過ごす時間を持ちたいものです。
◆おすすめの多年草と一年草
<ジギタリス>
多年草ですが、一年草扱いにします。
耐寒性があり、霜に当たっても耐えてくれます。
丈が高く150cmほどに大きくなるので、花壇の後方に植えるといいでしょう。
葉がとても茂るので、バラからは離して植えないと風通しが悪くなってしまいます。
イングリッシュガーデンでも主役級の素敵な植物ですが、
毒があるので、ペットの遊ぶ庭やお子様のいらっしゃる家庭では十分に注意が必要です。
とても憧れる植物なのですが、わたしの庭は猫たちが遊ぶので、残念ながら植えていません。
<デルフィニウム>
こちらも本来は多年草ですが一年草として扱います。
冷淡地を好むので、日本では夏越しが難しいようです。
種からの栽培は難しいので、秋に出回る苗を購入するといいと思います。
大きいものでは2mほどになることもあるので、場所を考えて植えつけます。
移植を嫌うので、根鉢を崩さないよう丁寧に植えつけて下さいね。
大きくなってきたら支柱を立てるなどして、風で倒れないようにしてあげましょう。
<こぼれ種でも増える、栽培が容易な多年草と一年草>
多年草
スミレ、ノコギリソウ、ルドベキア、ダイアンサス、ベロニカ、オダマキ、
ラベンダー、など
一年草
ワスレナグサ、ニゲラ、ネモフィラ、アリッサム、イングリッシュデージー、
ポピー、ビオラ、ブルーサルビアなど
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