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バラの土作り
◆バラはふかふかの土が好き
欲しいバラが見つかったら、まずはバラの土作りです。
バラは水はけの良いふかふかした土が大好き。
バラにとって黒土は少々水はけが悪いようで、赤土の方を好みます。
「ここに植えて貰えてよかった♪」とバラが喜んでくれるような、
バラの土作りを目指して、わたしも日々、奮闘しています。
まず、植える場所の水はけを観察しましょう。
軽く穴を掘って、そこに水を注いでみます。
注ぐそばから水が抜けていくようなら、バラの土としては水はけが良すぎます。
長繊維ピートモス、赤玉土(小粒)、乾燥牛ふんを混ぜ込んで水もちを良くします。
注いだ水がそのまま水溜まりになってしまうようでは、水はけが悪すぎます。
通常、植え穴は50cmほどですが、もう少し頑張って深い穴を掘ってあげて下さい。
そして完熟した腐葉土、乾燥牛ふん、長繊維ピートモス、赤玉土(小粒)を、
たっぷり土に混ぜ込んで、水はけを良くします。
水がゆっくりと浸みこんでいくなら、良いバラの土になります。
乾燥牛ふんと腐葉土をそれぞれ10リットルほど混ぜ込んであげれば充分。
バラの土は有機質に富んだものが理想なんです。
◆腐葉土のこと
ホームセンターや園芸店などで販売されている腐葉土。
完熟と書いてあるのに、粗悪なものがとても多くて呆れてしまいます。
わたしは庭にコンポストを設置して堆肥も作っているので、
本当に完熟させるには、かなりの時間がかかることを知っています。
それだけの時間を掛けていたら、あんなに安く販売できる訳ないですよね。
初めてバラを植える時、つい気持ちが焦ってしまうのも分かるけど(笑)
腐葉土は特に、購入してから一年は寝かせておいて下さい。
すぐ使う場合は、バラのために奮発して、値段の高いものを選んであげて欲しいです。
腐葉土も牛ふんも、やっぱり「値段なり」みたいです。
◆毎年、バラの土作り
バラの土作りは、植える時だけじゃありません(笑)
毎年、毎年、少しずつ有機質を足してあげて、パンみたいなふかふかを目指します。
植物は表土から養分を吸収して育ちます。
だから、バラが休眠している12〜2月の間に、
有機質をバラの根元の土が見えなくなるくらい敷き詰めてあげます。
完熟した乾燥牛ふんや腐葉土で出来たふかふかの絨毯が、
ぐっすり寝ているバラたちには、とても気持ちよさそうです。
養分を蓄えて、春の訪れと共に立派な花を咲かせてくれることでしょう。 |